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翡翠(かわせみ住戸とみどり住戸)の改修工事

やっと冬らしくなってきたでしょうか。

もう今年も年末ですね。

毎回のことながら、長屋の工事はいつも冬になってしまいます。左官仕事は冬は向かないなど、季節に合わせた作業があるはずなのですが、現代社会のスケジュールに合わせていくと、どうしても秋の着工になってしまいがちです。

今年は須栄広長屋の路地の北側(奥の庭が南向き)の4軒長屋のうち2住戸を、改修しています。まずは、既存のお写真をどうぞ。


▲第3期の改修を行なっている須栄広長屋内の4軒長屋の既存外観


今回改修しているのは4軒長屋の中2軒で、緑色のタイルとブルーグレーの左官が印象的なファサードになっていた双子の住戸です。 このままのファサードもいいねという話もあったのですが、大壁の看板建築になっているファサードと下屋根のとりあいのところが内樋のようになっており、雨漏りがひどく、既存のまま残すことはむずかしい状況でした。


▲今回改修している2住戸の既存外観. みどり色のタイルが印象的でした


須栄広長屋では2013年の第1期改修時から、空き家がでるごとに計画的に耐震改修とメンテナンス、プランの更新を行なっており、「改修をしていくことで通りを整えていきたい」と考えています。

幸いこの棟の東端住戸は昭和13年の建築当初の外観や前塀が状態よく残されていましたので、この意匠を調査して、修景する方向で計画をすすめています。



▲昭和13年建築当初の前塀が状態よく残されていた東端の住戸




▲荒壁パネルで耐力要素を増やしています


2022年3月には、ご入居者さんの募集をはじめたいと思っております。

ご興味がおありの方は、「お問い合わせ」よりご連絡をお待ちしています。



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